大阪でペットと一緒に入れる樹木葬はありますか?
専門家が答える樹木葬Q&A
ペットと一緒に入れる多様なタイプのお墓が全国的に増えています。
ペットの亡きあと、かつては自宅の庭に亡骸を埋める家も多かったと思いますが、埋めることができる庭付きの家が少なくなったことや、衛生上の問題もあり、火葬をして遺骨を引き取り、お墓に納めるという人が増えています。
しかし、先祖代々のお墓の場合は、寺院などの管理者の許可が必要だったり、使用規則等で禁止されていたりすることもあります。新しく購入する場合は、「ペット可」という墓地を探してみましょう。
近年は、一般墓だけではなく、納骨堂や樹木葬タイプの墓地でもペットと一緒に入れるお墓は大阪に限らず全国的に増えている傾向にあります。
「ペット可」とする樹木葬墓地の中には、合葬タイプと個別に納骨できるタイプがありますが、人気があるのは個人・夫婦・家族単位で使用できるタイプです。
ペットと同じ空間で共に過ごしてきた家族にとって、死後も一緒にいたいと思うのは自然な流れでしょう。
ペットと一緒に入るお墓の費用相場は30万~250万円程度。
お墓を購入するにあたって、予算のボリュームゾーンは、墓石込みの一般墓で1区画150万~250万円程、納骨堂で1区画50万~150万円程、樹木葬墓地は1人あたり30万~100万円くらいが目安です。
ペットを納骨するにあたって費用はかからないという墓地もあれば、プラスして1体あたり使用料、納骨手数料といった名目で1万~5万円程度別料金がかかるお墓もあります。
価格の違いは、立地、区画の大きさ、環境によって異なります。
「〇〇家」として子々孫々継いでいくタイプではなく、個人墓、夫婦墓、家族墓のように継いでいくことを前提としない場合は、区画の使用期限が決められています。
期限が過ぎた時に遺骨をどのように管理・供養していくのか、例えば永代供養墓にどのように合葬されるのかをあらかじめ確認しておきましょう。
「ペットをどのように弔いたいか」という観点でもお墓を探しましょう。
過去に大阪のペット専用の霊園が、廃業してペットの遺骨が放置されてしまったことが問題になったことがありました。
ペット専用のお墓は、民間企業が私有地にペット専用霊園を開設したり、マンションの一室をペット専用納骨堂として運営していたりするところもあり、永続性が保証されていません。
人間のお墓は「墓地・埋葬等に関する法律」を根拠法として墓地がつくられているので、飼い主と一緒に入れるお墓なら、すくなくとも「いつの間にかペットのお墓がなくなっていた」というリスクを避けることができます。
ペットのお墓を探す際、お墓参りがしやすいアクセスの良さが決め手となるようで、たしかにペット共葬区画は、お供えの花が多く、墓参者が絶えない印象があります。
ペットに対する愛情や死を悼む気持ちを形にすることで、ペットロスや深いグリーフ(悲嘆)が少しずつ和らぐこともあります。
お墓のタイプや形も選ぶポイントにはなりますが、どのように弔っていきたいかという視点で考えてみると、ぴったりのお墓がみつかるはずです。
ペットと一緒に眠れる樹木葬に関するその他の悩み
ペットが入れる樹木葬には、どのような特徴がありますか?
ペットと一緒に眠る樹木葬は大きく2種類あります。1つ目が「個別に埋葬するお墓」、2つ目が「他のペットと一緒に埋葬するお墓」です。
「個別に埋葬するお墓」は、お墓1つ1つにプレートなどを設置して個別に埋葬する方法です。「他のペットと一緒に埋葬するお墓」は、1つの大きなお墓に他のペットと一緒にご遺骨を埋葬する方法となります。詳しく知りたい方はペットのお墓を選ぶ時のポイントを説明した記事をご覧ください。
樹木葬の特徴とは?ペットと一緒に眠れる場所や選ぶときのポイントを紹介
ペット供養の流れを教えてください。
ペット供養の流れは主に以下通りです。
- 火葬業者に連絡
- 火葬や葬儀を実施
- 遺骨を骨壺へ収骨
- お墓へ納骨
お葬式を行いたい場合は、お葬式ができる火葬業者や、ペット用の葬儀業者を探しましょう。ペット供養の流れをより詳しく知りたい方は、ペット供養についての記事をご覧ください。
ペット葬儀の流れを解説!愛する家族との後悔しない別れ
公開日:
2022-10-07
更新日:
2022-10-07